白髪染めお洒落染めの違い
- 白髪染めお洒落染めの違いメーカーで色も違う
-
今回はカラーの仕組みや、白髪染め・オシャレ染めの違いや、黒染め、染まりやすさの違いなどヘアカラーをするにあたって、お客様に知っておいて欲しい事を、書いていきたいと思います!(※私の経験からの個人的な見解も含まれておりますので、必ずしも正解ではない事をご了承下さい!
ヘアカラーの仕組み
まず一般的に『カラー』と言われている、アルカリカラーは、1剤と2剤に分かれており、この2つを混ぜることによって化学反応を起こし、髪の内部に染料を定着させます。
簡単なイメージは上の図にまとめてあります!
髪は3つの部分からできています。
髪の一番外側から【キューティクル】中間部分【コルテックス】中心部分の【メデュラ】の3層構造で、太巻きの【のり】【ご飯】【具材】に置き換えて想像してもらうとわかりやすいと思います。【コルテックス】の中には【メラニン色素】があり、この色素があるため黒いのです。(白髪はこの色素がない状態です)
簡単に言うと、アルカリカラーはこのメラニン色素を薬剤の力で脱色して明るくしたところに、代わりに人工の色素を入れて発色させ、酸化して染料が重なりあって大きくなり、髪の中から抜けずらくなるという仕組みです
『白髪染め』と『オシャレ染め』の違い
【白髪染め】と【オシャレ染め】って何が違うのか?
基本的な仕組みはほとんど一緒です!
違うのは【染料】の量です。染料が多くなると色が濃くなります!カラープリンターを思い浮かべて頂くと、インクが染料にあたります。インクが多い時は問題なく色が印刷されますが、少なくなってくると、薄く仕上がってしまう事があると思います(最近の機械はわかりませんが)
なので染料が多く、しっかりと白い部分が染まりまるものが【白髪染め】であり、特に真っ黒になるほど染料が濃い物を【黒染め】と呼んでいます。
【オシャレ染め】は逆に明るさを出したいので、脱色する力があり、あまり染料が多すぎると暗く仕上がってしまいますので、明度が高いものほど、染料が少なくなっていきます。メーカーによってバランスが違うとは思いますが、一般的に脱色力があり、染料が少ないものを【オシャレ染め・ファッションカラー】と分類しているだけで、全くの別物ではないのです。
脱色をする【ブリーチ】は染料がないので、カラーとはまた少し違う分類になります